日時/2018年10月20日(土)12:00~14:00
場所/西南学院百年館(松緑館)
「忘れえぬ女性(ひと)たち〜残留婦人を演じ続けるわけ〜」と題した記念講演で神田さんは、ひとり芝居を始めるきっかけとなった中国残留婦人との出会いなどを語り「弱い者が犠牲になる悲惨な戦争体験を次世代へ伝え続けていきたい」と述べました。ひとり芝居の上演回数はこれまでに196回を数え、神田さんが「200回超えを目指します」と宣言すると応援の拍手が贈られました。ご招待した福岡在住の中国帰国者12人も、神田さんの話に聞き入っていました。来賓として出席した中国駐福岡総領事館の孫忠宝副総領事も「神田さんの貴重な話を聞けました。中国、日本の国の違い、職業や立場の違いを超えて平和な世界のために力を合わせてがんばっていきましょう」と挨拶されました。
祝賀会では筑前琵琶奏者の尾方蝶嘉さん(2000年、法学部卒)が、神田さんの功績をたたえたオリジナル曲などを演奏し、会場を盛り上げました。出席者からは「同窓生にこんな素晴らしい活動を続けている人がいることを知り感銘を受けた」「200回目はぜひ西南学院大学で上演してほしい」などの感想が聞かれました。