●SEINAN Woman of the Year 2024

【速報】

6代目西南ウーマンは田村明美さん(61期文学部英文科卒)に決定!

大学卒業後、出版社「東京書籍」に勤務した田村さんは1972年、福岡市で「梓書院」を起業。地域に埋もれた人や作品を掘り起こすなど活字文化の発展に大きな功績を残されています。中でも79年に国内で唯一「邪馬台国」をテーマにした季刊の古代史研究雑誌「季刊 邪馬台国」を創刊。初代編集長に芥川賞作家で邪馬台国研究家の野呂邦暢氏(現在は安本美典産能大教授)を迎えました。野呂氏の「歴史は万人のもの」という編集方針は現在まで貫かれ、今年12月発行で創刊145号を数えます。

古代史最大の謎とされ、卑弥呼が治めていたとされる邪馬台国。その所在地が北部九州か畿内かで長年論争が続いてきました。「季刊 邪馬台国」は、このような所在地論だけでなく、日本の古代史を総合的な見地から検証する特集などを紹介し、これまでに多くの論争を巻き起こしています。掲載する論考は科学的に立証されたものに限っており、邪馬台国の研究資料として貴重な存在となっています。

田村さんは、ペンネーム鈴木比嵯子さんとして作家活躍も長年続けてこられ、2009年には「ピクニック」が第38回福岡市文学賞を受賞。現在、福岡市文学賞選考委員を務めておられます。これまで多くの同人誌の創刊にも関わられ、現在は「がランス」同人。   

【受賞祝賀会】

2024年11月2日(土)12時より西南学院百年館(松緑館)1F の多目的ホールで行う予定です。