●日時:2024年11月2日(土)12:00~14:00(11:30開場)
●会場:西南学院百年館(松緑館)※西南学院大学東キャンパス
西南学院大学女子同窓会(西南ゆりの会)主催の「SEINAN Woman of the Year2024」に(株)梓書院代表取締役会長の田村明美さん(61期・文学部英文学科)が選出され、11月2日(土)に百年館(松緑館)で記念式典と祝賀会が開かれました。当日はあいにくの雨模様でしたが多くの来場者でにぎわい、贈呈式の際は田村さんの功績を称え記念撮影が続いていました。
田村明美さんは卒業後、出版社勤務を経て福岡の出版文化のためにと梓書院を設立。1979年に創刊した「季刊邪馬台国」は現在145号を数え、一貫して邪馬台国や古代史をテーマに取り上げてきました。
記念講演では、邪馬台国の九州説が有力とされる様々な根拠や歴史書などを解説していただき、会場は邪馬台国、卑弥呼の古代史ロマンに包まれました。また会社設立に至ったいきさつや当時の女性の働き方も語られこちらも大変興味深い内容となりました。
1972年に福岡市で出版社梓書院を創業、代表取締役会長。
79年邪馬台国をテーマにした古代日本の総合雑誌「季刊邪馬台国」を創刊し現在まで145号を発行。古代の様々な謎に挑戦し研究論文を多数発表、掲載の論考は科学的に立証可能なものという編集方針を貫き、関連書籍の奥野正男著「神々の汚れた手」は古代史の通説とされる論考の誤りを解き「毎日出版文化賞」を受賞した。鈴木比嵯子のペンネームで小説も書いている。現在福岡市文学賞選考委員。