2021年10月9日、西南ウーマン2021に選ばれた晴野まゆみさん(80期・外英)に対し、顕彰の意を伝えるとともに、記念品の贈呈を行いました。例年であれば、多くの西南ゆりの会の皆さんに参集いただき、記念式典・祝賀会に加え、ご本人から記念講演を行うところですが、コロナ感染症の蔓延防止に配慮し、本会会長、副会長による伝達式として実施したものです。
1989年セクハラの違法性に全国で初めて声をあげた意義は大きく、結果として国の政策に大きな影響を与えることとなりました。その勇気と功績に対し、西南ウーマン2021として顕彰することとなったものです。
冒頭、波多江会長からは「晴野さんが勇気を出して声をあげたことで、その後の様々なハラスメントが社会問題となるきっかけになり、社会的弱者が声を上げることを可能にした」と社会に与えたインパクトの大きさと共に、同窓生として誇らしい旨の祝辞がありました。
一方、晴野さんからは「思いがけずこのような賞をいただき感謝している」というお礼とともに、「裁判に踏み切った当時を振り返ると『納得できない』という思いに突き動かされていた。これから社会に出ていく学生の皆さんにも知っていただきたい」と心に残るご挨拶をいただきました。
今後は、コロナ感染症の状況をみながら、同窓生の皆さん、また学外の皆さんに対し、様々な機会をとらえ晴野さんのメッセージを伝えて参ります。
動画(1分29秒)YouTube
2023年1月28日(土) 西南ゆりの会
新春の集い
SEINAN Woman of the Year(西南ウーマン)
2021 晴野まゆみさん記念講演会
2023年1月28日(土)西鉄グランドホテルにて、SEINAN Woman of the Year2021受賞の晴野まゆみさん(80期・外英)をお迎えし、記念講演会を開催しました。今井尚生新学長をはじめ多くのご来賓や卒業生・在学生など総勢70名の皆さまにお集まりいただきました。『日本初のセクハラ裁判が教えたこと』というテーマの記念講演では、「勝つためよりも、10年後、20年後の世の中に問いかけるため」といったきっかけや、「男女対立の構造をつくりたいわけではなく、男女が平等に生きるための闘いだった」などの思いをお話いただきました。最後に、「それぞれの人たちが誇りをもって生きていけるように、次の世代にバトンを渡していきたい」と、熱い思いも語ってくださいました。