西南学院大学女子同窓会(西南ゆりの会)は、発足31年目の今年、新事業のひとつとして「SEINAN Woman of the Year」を始めました。初回のSEINAN of the Year 2017に輝いたのは、一般社団法人日本車いすテニス協会会長 前田恵理さん(77期・商経)。10月28日の記念式典・祝賀会には約170人が集い、お祝いと交流のひとときを過ごしました。
「SEINAN Woman of the Year」は、さまざまな分野で著しい活躍をした女子同窓生を顕彰する目的で今年初めて実施するものです。福岡県飯塚市在住の前田氏は、(株)ニッツー代表取締役として会社経営の傍ら、世界のトップ選手が集う「飯塚国際車いすテニス大会」の会長として長年、大会を支えてきました。延べ2000人の市民ボランティアによる大会運営は「イイヅカ方式」と呼ばれ、世界的にも高い評価を得ています。2017年6月には日本車いすテニス協会会長に就任し、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、さらなる活躍が期待されています。
記念式典は、藤井千佐子女子同窓会長の挨拶に始まり、K.J.シャフナー学長のご祝辞の後、前田恵理さんに表彰の楯と副賞が贈られました。続いて前田さんの「可能性を信じて~諦めない心」と題した講演や、このために制作した前田さんの紹介ビデオの鑑賞がありました。
祝賀会は、西南ゆりの会と長年にわたって交流を続けている九州大学女子卒業生の会「松の実会」の海老井悦子会長と、福岡大学同窓会有信会レディースの内田祐子副会長お二人の乾杯のご発声で始まり、和やかな歓談の後、民謡・三味線デュオの馬場姉妹による祝演、最後は讃美歌「いつくしみ深き」で幕を閉じました。
出席者からは、「前田さんの活躍に勇気づけられた」「パラリンピックで車いすテニスを見るのが楽しみ」「馬場姉妹の三味線に心弾みました」などの声が上がっていました。
“東京オリンピック・パラリンピックまであと1,000日”のカウントダウンが始まった良き一日に、多くの皆様と喜びを分かち合うことができました。ありがとうございました。